海外SIMカードを使うための基礎知識

登録してからでないと使えないSIMもある

2018年04月06日 18時46分

近年はテロの脅威などで、各国でSIMを購入する場合、プリペイドカードであったとしても、登録が義務づけられている国が増えてきています。
そのような国々では通常、SIMカードを購入と同時に利用者個人の情報を登録することが義務づけられています。
そのため、このような国ではSIM購入の際にパスポートが必要となります。
 
たとえば多くの日本企業が進出し、日本からの出張者、旅行客の絶えないタイでは、数年前からプリペイドSIMカードの全利用者に
個人情報の登録が義務づけられています。
したがって、本来、タイのSIMは到着後に登録作業を行うことでようやく通じるのですが、
現地法人を持つ日本の業者が販売しているSIMの場合は違います。
現地法人が登録を既に肩代わりしているため、到着後、すぐに端末を利用することができるようになるのです。
これは特に忙しいビジネスマンにとってはうれしいメリットでしょう。
 
たとえば、
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は、Trueというタイのキャリアが販売するパッケージですが通常、タイに到着しても、Trueの窓口で登録をするまで使うことができません。
しかし、タイに現地法人を持つ業者の場合は、法人名義でSIMの登録を済ませており、タイ到着後、SIMフリー端末にSIMを差し込み、
電源を入れるだけでアクティベート→即使用可という流れになります。
空港到着後にキャリアショップの長い列に並ぶ必要はありません。
 
それでもやはり日本で使っているスマートフォンを使いたい
旅先のSIMカードをSIMフリー端末で利用する。非常に安上がり、且つ、便利な海外での通信運用方法です。
しかし、日本国内で利用しているスマホがSIMフリーでは無い場合、またLineなどの通信アプリを国内と同一のアカウントで使用したいといった場合、
旅先のSIM利用には少しデメリットがあります。
 
Lineは多くの人にとって、おそらく無ければならないアプリケーションで、海外でも頻繁に利用することでしょう。
Lineは基本的に電話番号ベースのアプリケーションのため、海外に出る際は少しだけ注意が必要です。
 
海外でLineを使う際は少し気をつけましょう
国内端末(SIMフリー)→海外SIMカードに入れ替え→普通に使える
普段ご利用の国内スマホがSIMフリーで、このスマホを海外でも利用する。このような場合は、Lineアカウントの引き継ぎ設定をオフにしたまま行ってください。
Lineのデータは端末に保存されているため、SIMが変わっても端末が同じであればそのまま使えるようです。
 
ただ、海外用にSIMフリーのスマートフォンを用意する場合、Lineを利用するのであれば、必ず新しいアカウントを作成してください。
国内端末のIDでログインすると、それまでの履歴がすべて消去されてしまいますので注意してください。